T&Tってどんなゲームなの?
T&Tは、フライング・バッファロー社が作ったTRPGで、日本では社会思想社(倒産しました)で翻訳、出版されています。
現状では絶版のようなので、ルールブックの入手は古本屋が主になります。
また、角川からも出版されているようですが、今回はゲームのレビューではありませんので詳しくは割愛させていただきます。
不親切ですが、詳しくお知りになりたい方はインターネットで検索してみてください。
今回は若干のハウスルールも含まれておりますので、ルールブックをお持ちの方も、お持ちでない方も、このページ最下段のT&T詳細ルールをご覧下さいませ。
さて。
T&Tの簡単な説明をします。
「剣と魔法のファンタジーRPG」
「大雑把(いいかげん)で、ジョーク満載のルール。武器の種類が矢鱈多い」
これで大体説明できたと思います。
ジョーク満載ですが、最近のルールとは違って「死ぬ時は簡単に死ぬ」と思います。
能力値は天井知らずで、数字が大きければ強いですし、同様に、戦闘も「互いにサイコロを振り合って、数が大きければ勝ちです。
とにかく「大きいことは いいことだ」という思想で作られている、ある意味アメリカの素敵な部分を抽出したようなゲームです。
初めて遊んだ方が、
「漫画のドラゴンボールを遊ぶのにもってこいなルール」
だと、感想を漏らしておりました。
名言だと思います(笑)
ドラゴンボールと違う所は、戦闘では数が多ければ多いほど強い、という事でしょうか(実にリアルです!)
製作者側もD&Dに不満を持って「パロディ的」な意味合いで作ったそうですし、何より7か、9レベルくらいまでしか調整していないとも聞きます(ソースが不確かな為、間違っているかもしれません)。
そんなのを出版するあたりが素敵です(笑)
・・・えー、それは置いておきまして。
T&Tがどんなゲームか伝わったでしょうか?
詳しいルールはお渡しいたしますので、読んでくださいませ。
今回T&Tをメインシステムに持ってきましたのは、こういった「自由度の高さ(悪く言えば大雑把)」が「ビッグダンジョン」には向いている為です。また、今回のシナリオもややブラックジョークの効いた物ですから、ピッタリ合っていると思います。
ゲーム的には少々癖のあるルールですが、遊んでみると大変面白いと思います。
コンベンションに参加されなくても、一度どこかのコンベンションでT&Tを遊んでみる事をお勧めします。
T&Tを良くご存知の方へ
コンベンションの発起人である私は、5年間ほどこのゲームを遊んでいましたが、世界観や歴史などは全くといって良いほど知りません。
ハイパーT&Tは持っていましたが、あまり遊んでいません。
また、ソロアドベンチャーも「嘆きの壁を越えて」位しか遊んでいません。
ですから、今回はT&Tの世界観を大きく逸脱している可能性が非常に高いです。
もし、既存の世界観や歴史が大好きで、イメージを壊したくない方は参加されない方が良いと思います。
私はこのT&Tが大好きですし、同じようにこのゲームを愛している方が気分を害されるのは嫌なのです。
参加いただけるとしたら、多少のいい加減さを許してくださる、寛大な気持ちでゲームに望んでいただける事を切に希望いたします。
勝手な言い分ですが、何卒ご容赦くださいませ。